Pet Ossuary Hall HOJU
教学寺ペット納骨堂
「宝樹」開堂
「宝樹」は、やさしい陽ざしが差し込み、
静かな時間がゆっくりと流れる、
ペットのための納骨堂です。
私たちは、愛するご家族のご遺骨を、
安心してお預けいただける場所になるよう、
一つひとつ心を込めて
お作りしてまいりました。
皆さまが、大切なご家族との
かけがえのない思い出を
偲ぶ場所となれるよう、
そっと寄り添い続けてまいります。
おしらせ
ごあいさつ
小さな骨壷から
始まった場所。
私がペットとの別れを初めて経験したのは、小学一年生の夏でした。ふぐのような小さな金魚を泣きながら庭の隅に埋めました。小学三年生の時、初めて迎えた愛犬とは、13年を共にし、私が社会人一年目の春にお別れしました。そのとき初めてペットにも人と同じような弔い方があることを知りました。火葬して小さくなった骨壺を、姉と代わりばんこで抱っこして帰ったことをよく覚えています。
大切な家族を失った堪え難い深い悲しみに暮れていた私たちでしたが、そこに明るさを取り戻してくれたのもまた新たに迎えた子犬でした。大きく成長しても赤ちゃんのように甘えん坊で、誰からも愛される子に育ちました。しかし、ある日突然発覚した病に短い余命を宣告されました。まだ10歳にもなっていませんでした。平均寿命から考えれば少なくともあと5年は生きてくれないと。雷に打たれたようなショックに、茫然と過ごす日々が続きました。出来うる限りの治療と介護を続け、最期の数日は今までさせてあげられなかったことをさせてあげながらずっと一緒に過ごし、晴れ渡る夏の青空に、その子は旅立ちました。
後から生まれたのに、私よりずっと早いスピードで生き、旅立っていった小さくて愛しい命。人生で二度目の愛犬の火葬の瞬間、お寺に嫁いでからご法座で聞かせていただいていた仏様の願いを思い出しました。「大丈夫。すべての命を必ず救うよ。大丈夫だよ。」身を切られるような悲しみの中ではありましたが、この子の命も「間違いなく救われていく命」であり、そしていつかまた必ず会えるという安心がありました。
失ってからどれほどの時間が経とうとも、心にぽっかりと空いた穴はなかなか埋まるものではありません。それでも、共に過ごした日々や「可愛いね」と笑い合ったあの瞬間、温もりーー。そうした思い出のひとつひとつを大切に憶えていることが、その子との縁を続けていくということだと思います。また、その子の命の行先。共に過ごした時間の意味。そして私自身の命の問題。その不安や疑問を確かな光で照らしてくださるのが仏様の「み教え」であり、仏様の願いそのものです。
近年、ご門徒の皆さまからペットに関するご相談を多くいただくようになり、そのお気持ちに寄り添える場の必要性を強く感じてまいりました。皆様の愛するご家族とのご縁がどこまでも続いていく場所。そして、仏様の「み教え」を拠りどころとしながら、共にこの人生を歩ませていただく場所として「宝樹」をお選びいただけましたら幸いです。

古澤 早織
浄土真宗本願寺派寺院の坊守。過去には動物病院での勤務経験あり、写真は幼少期ともに暮らした愛犬メイ。

特徴
- 1.
大切なご家族を想う、
心が集う場所。 -
ご家族との絆をそっと感じられる場所。
あの子に想いを届けたくなったときに、いつでも立ち寄ることのできる、やさしい心の拠りどころ。
また、同じ想いを抱える方々が静かにつながり通じ合える、「もう一つのお家」のような存在を目指しています。 - 2.
仏様の「み教え」が
満ちる時間。 -
浄土真宗本願寺派の住職が執り行う合同月例法要や個別のご法事を通して、
大切なご家族を偲ぶと共に、今を生きるこの私たちが仏縁に出遇わせていただきます。仏様の「み教え」と、法要参加者同士の語らいのひとときが、
「決してひとりではない」という安心をもたらしてくださいます。今後は、月例法要後にお茶を囲んで思い出を語る「小さな法話会」や「思い出カフェ」などを企画予定です。
- 3.
静けさと温もりが宿る、
凛とした空間。 -
代表自らがデッサンし、それを基に丁寧に描き起こして設計された、
厳かさと温もりが調和するこだわりの空間です。凛とした堂内には、日光が差し込む中庭を囲むようにベンチを配し、心静かに想いを向けられる場を整えています。
大切なご家族をお預かりし、お護りさせていただく場所として、明るく清らかな雰囲気が保てるよう努めます。
宗派の制限はありませんが、法要は浄土真宗本願寺派の法要儀礼に則り執り行います。
月に一度合同法要を行っています。その他、ご不明な点などございましたらお気軽にご相談ください。

個別納骨壇
天然木(タモ材)を基調とし、上質な素材を用いて丁寧にしつらえた、人の納骨壇の同等の仕様です。
扉には鍵付き。安心してご利用いただけます。
扉を開けるとふんわりと照明が灯り、中にはお写真や思い出の品を飾っていただけるスペースがあります。
Aタイプのみ各納骨壇にご本尊をご安置し、B・Cタイプはご希望に応じて仏具のお持ち込みが可能で、
各納骨壇に設けられた引出し式の棚にはおやつや写真などをお供えいただけます。
※火気、生花や生もの、開封された飲食物のお供えはご遠慮いただいております。
- 遺骨の取り出し可能
※契約更新されず樹木葬となった場合はお骨が混ざるので取り出し不可
- 永代供養あり(要相談)
年間管理費用×希望する年数(最大33年)その後、施設内の樹木葬墓地に埋葬
Type. A
- 冥加金:
- 1,000,000円
- 年間管理費:
- 5,000円 / 年
※カードキー込み
Type. B
- 冥加金:
- 250,000円
- 年間管理費:
- 5,000円 / 年
※カードキー込み
- 内寸:
- 40cm×40cm×40cm
Type. C
- 冥加金:
- 100,000円
- 年間管理費:
- 5,000円 / 年
※カードキー込み
- 内寸:
- 30cm×30cm×30cm
集合納骨壇・樹木葬
屋内集合納骨
- 冥加金:
- 35,000円
- 年間管理費:
- 3,000円 / 年
- カードキー:
- 3,000円 / 枚
格子状の扉が特徴的な集合棚。中央にはご本尊をご安置し、棚前のお参りスペースには、おやつや写真などをお供えいただけます。
※火気、生もの、開封された飲食物のお供えは不可
※遺骨の取り出し可能(契約更新されず樹木葬となった場合はお骨が混ざるので取り出し不可)
樹木葬(中庭)
- 冥加金:
- 15,000円
- 年間管理費:
- なし
建物内にある中庭での樹木葬です。シンボルツリーの周辺にご遺骨を埋葬し、お花や緑に囲まれて自然の中で安らかに眠ります。ご家族に代わって永代にわたりご供養を行います。
※遺骨の取り出し不可(埋葬時にお骨が混ざるため)
堂内・設備

納骨スペース
細部に至るまで上質な素材にこだわり仕上げた、落ち着いた雰囲気の納骨スペース。
タモ材を使用した納骨壇のあたたかな質感が、やさしい印象を与えています。
思い出をそっと包み込むような空間で、穏やかに手を合わせるひとときをお過ごしいただけます。

中庭
中庭には紅葉や石を配し、自然がさりげなく溶け込むよう設計されています。 シンボルツリーから差し込む光が屋内全体に広がり、明るさと穏やかさをもたらしています。

共有スペース
やわらかな光が差し込む共有スペースは、屋内でありながら光と木々の気配が共存する、ぬくもりある空間です。 じっくりと想いを巡らせる時間が過ごせるよう、中庭を囲むようにベンチを配しています。
その他の設備
カードキーによる入場 / 警備会社による24時間監視 / 駐車場完備 / 冷暖房完備など
設計は、北九州市を拠点に活動する一級建築士の女性2人によるユニット「Life&Work」。宝樹に眠るご家族、会いに訪れる方々にとって、安らぎを感じる場所にしたいという思いを光の陰影や素材感、空間への自然光の取り込み方で表現しています。「ここに預けてよかった」「寂しくないね」と思っていただけるような、静けさの中に温もりがある場所になることを願っています。
Life&Work 一級建築士事務所
石川裕子
- 2007年
- 柳瀬真澄建築設計工房 入社
- 2016年
- ユニ一級建築士事務所 設立
- 2016年
- Life&Work 活動開始
平島幸子
- 2007年
- 矢作昌生建築設計事務所 入社
- 2016年
- Life&Work 活動開始
- 現在
- ポリテクセンター福岡
住宅リフォーム技術科 非常勤講師

ご納骨の流れ
- 1.
お問い合わせ
-
お電話もしくは公式LINEよりお問い合わせください。
納骨堂をご案内する日程調整をさせていただきます。
- 2.
現地ご案内
-
実際に現地をご案内いたします。
分からないことがあれば、ご案内の際にお気軽にお尋ねください。
- 3.
ご契約
-
納骨する区画が決定いたしましたら、
契約書を取り交わした後、冥加金をご納入していただきます。お申し込みに必要なもの
本人確認ができる身分証明書になるもの(免許証、保険証、パスポートなど)
- 4.
納骨
-
ご遺骨をお持ちいただき、ご一緒に納骨させていただきます。
※樹木葬に限り、郵送での引き渡しも可能です。
ご連絡
交通案内
- (お車をご利用の場合)
北九州都市高速 枝光ICより10分 /
戸畑ICより3分(駐車場完備)
- (電車をご利用の場合)
JR鹿児島本線 戸畑駅から徒歩10分
(小倉駅 ⇄ 戸畑駅7分)
- (バスをご利用の場合)
西鉄バス 「浅生通り」徒歩2分
北九州市営バス 戸畑駅から「浅生通り」徒歩2分
SDGsへの取り組み
- お供えを里親支援団体などへの寄付
- ペットフードロスの削減
- コンスタントに公益財団の日本動物愛護協会などへ収益の一部を寄付
- 保護猫カフェへの物質的な寄付(使い古しのタオルや余ったペットシーツなど)
- 月一の法要時に里親募集を掲示、家族を探す動物の援助
その他到津動物園のスポンサーや、動物に関連する活動に
広く携わっていく予定です。